環農水研・食品技術ニュース第69号 2025年2月27日配信 「ギャバ高含有トマトソース」の紹介 技術移転促進プログラム 「技術移転促進プログラム」とは、環農水研で開発された食品関連技術を効果的かつ効率的に普及させることを目的として、商品化を実施する府内の食品関連事業者等に技術を移転する制度です。 今回は、そのプログラムにあります「GABA高含有トマトソース」についてご紹介します。 トマト果実では、内生のグルタミン酸とグルタミン酸脱炭酸酵素の作用により、ギャバと二酸化炭素が生成されます。 この反応を利用し、ミキサーにかけたトマトにグルタミン酸脱炭酸酵素の基質となるグルタミン酸ナトリウムとpH調整剤を添加することにより、ギャバ含有量を高めたトマトピューレを開発しました。 ギャバ含有量を高めたトマトやミニトマトピューレは青果トマトの約3倍のギャバを含有量しています。 このピューレを使用したトマトソースは1食で約100ミリグラムのギャバを摂取できます。 食品関連事業者を支援する各種メニューをご利用いただけます(一部有料)。 商品開発や品質管理でお悩みの方は、食品グループ(072-979-7063)までお気軽にお問い合わせください。