環農水研・食品技術ニュース第71号 2025年4月15日配信 「GABA高含有水なすペースト」の紹介 技術移転促進プログラム 「技術移転促進プログラム」とは、環農水研で開発された食品関連技術を効果的かつ効率的に普及させることを目的として、商品化を実施する府内の食品関連事業者等に技術を移転する制度です。 今号では「ギャバ高含有水なすペースト」についてご紹介します。 大阪の特産物である水なすには機能性成分のギャバが多く含まれています。 ギャバはガンマアミノ酪酸の略で、事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスを緩和する機能や、高めの血圧を下げる機能があることが知られています。 環農水研では、ペースト化した水なすにグルタミン酸と pH 調整剤を添加 して反応させることによりギャバ含有量を50倍以上に増加させる技術を開発しています。 原料には水なす規格外品を用いることも可能です。 ペーストを加えるだけで気軽にギャバ含有商品の開発ができます。 研究所の食品カッターミキサーを使っての小ロット試作や、技術移転促進プログラムの活用により、製法を研究所で実際に見学・習得いただくことが可能です。 食品関連事業者を支援する各種メニューをご利用いただけます(一部有料)。 商品開発や品質管理でお悩みの方は、食品グループ(072-979-7063)までお気軽にお問い合わせください。