−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−         水産技術センター・メールマガジン第189号 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 大阪府海域で漁獲された二枚貝から麻痺性貝毒が検出されました 〜絶対に大阪府の海岸に自生する二枚貝(アサリ、ムラサキイガイ、カキなど)を食べないで〜 4月13日に大阪府海域で漁獲されたアカガイ、トリガイ及びタイラギについて貝毒検査を行い、4月14日に検査結果が判明しました。 アカガイ及びトリガイについては、国の定める規制値(4.0マウスユニット/g)を超える麻痺性貝毒が検出されましたので、 大阪府海域で漁獲されたアカガイ及びトリガイ並びにその他二枚貝(タイラギを除く)については、大阪府から大阪府漁業協同組合連合会及び関係漁業協同組合に対し、 出荷の自主規制が要請されました。併せて、出荷状況の確認、出荷済品の回収の指導等、対策を講じています。 また、府民の皆様におかれましては、食中毒のおそれがありますので、絶対に大阪府の海岸に自生する二枚貝(アサリ、ムラサキイガイ、カキなど)を採って食べないでください。 引き続き、漁獲の対象となる二枚貝について定期的な監視を継続し、以降の検査結果及び検査の予定については、 随時水産課ホームページ「漁獲の対象となる二枚貝の貝毒検査結果」に掲載します。http://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/kai/index.html 【検査結果】 〇アカガイ 5.9マウスユニット 規制値超え 出荷の自主規制を要請中 〇トリガイ 4.9マウスユニット 規制値超え 出荷の自主規制を要請中 〇タイラギ 2.0マウスユニット未満 規制値以下 出荷の規制なし 【備考】 ※1マウスユニット=体重20g のマウスを15 分で死亡させる毒量 ※人の致死量は、体重60kgの人で約3,000から20,000マウスユニット(MU)と言われています。 5.9 MU/gの貝毒を含むアカガイの場合は、むき身で約508gから3,389g(概ね25個から169個)、4.9 MU/gの貝毒を含むトリガイの場合は、 むき身で約612gから4,081g(概ね15個から102個)が致死量に相当します。 しかし、それより少量の摂取でも症状が起こる危険性がありますので、注意が必要です。    【安全性の確認】  検査結果が3週連続して規制値以下となった場合に、貝の種類ごとに規制を解除します。 <お問合せ先> 大阪府海域の二枚貝の検査及び規制  環境農林水産部  水産課 企画・豊かな海づくり推進グループ  直通電話番号06-6210-9612 ファクシミリ番号06-6210-9611 麻痺性貝毒による食中毒防止対策  健康医療部 食の安全推進課 食品安全グループ  直通電話番号06-6944-6705 ファクシミリ番号06-6942-3910 大阪湾の貝毒情報については下記をご参照ください。 http://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/kai/index.html 大阪湾貝毒原因プランクトン情報については下記をご参照ください。 https://www.knsk-osaka.jp/suisan/gijutsu/kaidoku/index.html 今回の貝毒に関する報道発表資料は下記をご参照ください。 https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=47515 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  このメールマガジンの配信停止は、下記のホームページから手続きをお願いします。 https://www.kannousuiken-osaka.or.jp/mail_magazine/stop/index/1950f611f6f2620/  お問い合わせについては、下記ホームページの「お問い合わせフォーム」からお願いします。 http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/contact/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所 水産技術センター 〒599-0311 大阪府泉南郡岬町多奈川谷川2926-1 TEL 072-495-5252 FAX 072-495-5600