環農水研・食品技術ニュース第81号 2026年5月22日配信 大阪府内でパッションフルーツ栽培? 気候変動への取組みのご紹介 大阪環農水研では、将来の気温上昇に備えて高温に強い作物について、大阪府内で栽培できるかどうかを検討しています。今回は、亜熱帯の果樹として知られるパッションフルーツの試験栽培について情報をお届けします。  パッションフルーツ(図1)は日最低気温約1℃以下で枯死するとされていますが、温室内で育苗することで、大きなコストをかけずに越冬でき、本州では、三重県や岐阜県、千葉県等で栽培の実績があります。  一方で、夏の高温により開花の不良や果実品質の低下といった障害が発生することが知られています。そこで、おおさか環農水研では、遮光ネットを使って、高温による障害の発生を抑制することを検討しました。  図2のような露地の栽培施設にて、遮光条件で栽培したところ、最高気温が35℃を超える日が続いた場合、遮光をしない条件に比べて、結実数が改善することがわかりました。  今後は、図3のように飲食店での利用や加工品としての販売につなげるため、果汁の冷凍保存等を検討する予定です。 食品関連事業者を支援する各種メニューをご利用いただけます(一部有料)。 商品開発や品質管理でお悩みの方は、食品グループ(072-979-7063)まで お気軽にお問い合わせください。