公開日 2019年09月19日
当研究所では、障がい者、高齢者の就労や就労訓練、生きがいづくりのために行う農業や園芸作業のことを「ハートフル農業」と名付け、農業分野での就労を促進するために、研究開発や技術支援、情報提供を行っています。
当研究所農業大学校では、今後の「ハートフル農業」の実践には、障がいのある子ども達が、作物の成長や収穫のうれしさなど農業が持つ学びや癒しに接する機会を増やすことが重要と考え、大阪府教育振興室支援教育課とともに支援学校の教員の農業に関する指導スキルを向上していただく方法を検討し、農業の基礎的な知識や栽培技術、障がいのある子供たちが分かりやすい作業工程などを内容とする「ハートフル農業講座」を実施しました。
8月2日、8月9日、8月19日、8月23日の全4日間の日程で、「農業の基礎」や「肥料」、「農薬」、「児童生徒がわかりやすい作業過程」などの講義や、「果菜類の収穫」や「セルトレイの利用方法」、「畝立てとマルチ」、「農薬散布の実際」などの実習を行いました。
講義に参加した先生方からは、「今まで我流で栽培してきたが、違う視点での栽培方法を学ぶことができた。」、「農業の基本や応用についてわかりやすい言葉で説明しもらいよく理解できた。」など非常に好評でした。
今後、当校では今回の結果をもとに、同講座をよりブラッシュアップして継続していくことで、「ハートフル農業」の普及を推進します。
▲講義風景
▲実習風景
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農業大学校
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