公開日 2021年03月29日
大阪府内では、サクラやモモなどバラ科樹木を加害する特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」による被害の拡大が続いています。
環農水研では、平成30年(2018年)1月に、クビアカツヤカミキリの被害を効果的に防ぐため、被害の発見方法や防除方法をとりまとめ、「クビアカツヤカミキリ被害対策の手引書」を作成しました。
このたび、クビアカツヤカミキリ成虫に対する散布剤や、クビアカツヤカミキリ幼虫に対する樹幹注入剤において新たに使用可能な農薬が増え、また、成虫を防除対象にした直接噴霧剤、幼虫を防除対象とし伐採木に使用可能なくん蒸剤など、新たなタイプの農薬が登録されたことに合わせて、「農薬による防除」のページを充実させ、「クビアカツヤカミキリ被害対策の手引書(改訂第3版)」に改訂しました。
施設管理者や行政担当者の皆さまには、外来昆虫から大阪府内の樹木や果樹園を守るため、手引書を活用していただきたいと思います。
詳細については、添付の資料「クビアカツヤカミキリ被害対策の手引書(改訂第3版)」をご参照ください。
添付資料
参考
生態や対策手法の動画を「研究所YouTubeチャンネル」で公開しています!
クビアカツヤカミキリについて知ろう~生態編~
クビアカツヤカミキリについて知ろう~対策編1~ ネット巻編
クビアカツヤカミキリについて知ろう~対策編2~ 被害樹処分編
食と農の研究部 防除グループ/環境研究部 自然環境グループ
担当:(食と農の研究部)山本
072-979-7037