公開日 2017年04月12日
大阪湾でタカアシガニが獲れました
「大阪湾の底びき網ででかいカニ獲れた」と漁業者から連絡をいただき、早速、当研究所水産技術センターの研究員が現場に急行したところ、そこにいたのは「タカアシガニ」でした。
タカアシガニは雄個体ではハサミ足を広げると3メートル以上になる世界最大のカニ類といわれ、水族館の深海コーナーでも人気のあるカニです。本種は主に相模湾から土佐湾にかけての水深200-300メートル程度の砂地に生息しています。和歌山県の南紀地方で漁獲されていることはありますが、これまでに大阪湾で獲れたという記録はありません。
なお、この個体は現在水産技術センターの水槽で飼育しています。
和名:タカアシガニ
雌雄:雌
大きさ:甲羅の幅18.5センチ;体重3.5キロ
漁獲日:平成29年4月10日
漁獲場所:大阪湾南部(岬町小島沖)水深50~60メートル
漁獲方法:底びき網(板びき網)
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