公開日 2020年11月13日
令和2年10月14日に、多奈川ビオトープ(大阪府泉南郡岬町多奈川地区 多目的公園内)で、岬町立多奈川小学校の子どもたち29名が、気候変動の影響を感じながら、気候変動のデータとなる生きもの情報を収集しました。
温暖化で分布域の北上が言われているイシガケチョウや、大阪府のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に分類されているキトンボや、準絶滅危惧種に分類されているマイコアカネ等、ビオトープの生きものを発見すると児童からは大きな歓声が上がりました。また、大阪の気温が上がっていること等を説明するポスターへは、真剣なまなざしを向けていました。
ご協力いただきました、多奈川小学校の子どもたち、教職員の皆様、岬町役場の皆様、日本ビオトープ管理士会近畿支部の皆様、南海電鉄株式会社の皆様、ありがとうございました。
収集されたデータは、おおさか気候変動適応センターでの気候変動影響の分析等に活用していきます。
観察にあたって、多奈川ビオトープの概要や注意点など
の事前説明を受けました。
草むらの中の花や生きものについて説明を受けました。
上にも注目!鳥やクモなどの生きものについて説明を
受けました。
事前に水槽に捕獲しておいた、湿地に住む生きものを
観察しました。
気候変動に関する説明を受け、「さらに気温が上がる
か?」について、アンケートに回答しました。
「生物多様性」や「食物連鎖」、「多奈川ビオトープで
暮らすトンボ」についてパネルで説明を受けました。
多奈川ビオトープ
関西国際空港二期事業土砂採取跡地に整備された多目的公園の一角に、約2.5haの「多奈川ビオトープ」があります。ここでは、かつてここに暮らしていた生きものたちを呼び戻そうと、生育・生息場所となる湿地や草地の創出や維持管理などの「自然再生」の取組みが行われています。
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