大阪府立環境農林水産総合研究所

食と農の研究部 飼養技術開発グループ

 

グループの紹介

 アメリカミズアブの飼料化利用や産業利用に向けた研究開発および事業者支援に取組んでいます。

 また、大阪府内酪農家から乳用雌子牛を借り受け育成するとともに、府内の飼養環境に適応した乳用牛群の改良を目的にした調査を実施しています。

 

飼養技術開発グループリーダー 谷本 秀夫

 

担当分野

[農林]未来社会のいのちをつなぐ昆虫機能の技術の開発

  • 昆虫が持つ機能性の探索と新規活用方法の開発に向けて、アメリカミズアブ含有飼料による養魚試験を行い、アメリカミズアブの養殖飼料原料として使用可能であることを科学的に証明する。さらに、生産昆虫を利用した魚粉代替餌の実証に向けて、アメリカミズアブ活用の社会実装試験として企業と協働する。

[農林]地域適応型家畜改良研究事業(府内の飼養環境に適応した乳用牛群の改良に関する研究)

  • 大阪府内酪農家から乳用雌子牛を借り受け育成するとともに、府内の飼養環境に適応した乳用牛群の改良を目的にした調査を実施する。

オリジナルコンテンツ

研究実績

  • [農林]昆虫を用いた飼料による養殖魚の長期間成長性確認と肉質評価(養殖業成長産業化提案公募型実証事業 2021-2024)

  • [農林]食品残さを原料とする次世代タンパク源生産管理システムの構築(研究成果最適展開支援プログラム産学共同・育成型 2020-2021)

  • [農林]ミズアブ養殖による食品残さからの昆虫タンパク質の飼料化(研究成果最適展開支援プログラム 機能検証フェーズ 2019-2020)

共同研究実績

  • [農林]アメリカミズアブ幼虫等を配合した低魚粉飼料のアユへの給与試験(和歌山県水産試験場ほか 2022-2023)

  • [農林]小さな資源循環プロジェクト(南あわじ市ほか 2022-2023)

  • [農林]昆虫タンパク質を代替原料に用いた鶏用飼料の有用性評価(香川大学 2019-2020)

調査研究成果

主な業績

<論文>

 

<特許>

  • 瀬山智博・大福高史・笠井浩司:昆虫の繁殖方法,特開2023-144629,2023年10月11日

  • 藤谷泰裕:動物遺体を処理する方法と処理装置,特許第7054182号,2022年4月5日

  • 瀬山智博・平康博章・笠井浩司・藤谷泰裕:反芻動物用の経口投与剤およびそれを含む反芻動物用飼料,特許第6617562号,2019年11月22日

  • 藤谷泰裕:多孔質材を使用した食品廃棄物からの機能性成分の吸着濃縮方法及びそれを利用した機能性飼料,特許第4512541号,2010年5月14日

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食と農の研究部 飼養技術開発グループ

[TEL]072-958-6551(代表)