環農水研では令和5年1月6日（金曜日）、高校生を対象にした公開講座「大気環境ラボ　光化学オキシダントについて考えよう」を開催しました。

プログラムにご参加いただいた皆様、ありがとうございました！

• 光化学オキシダントに関する講義
  　大阪公立大学大学院 工学研究科の定永靖宗准教授に、光化学オキシダントが生成する仕組みや大学で行われている研究内容についてご講義いただきました。　
  
  
• 高校生による探究活動の成果発表
  　奈良女子大学附属中等教育学校と大阪府立高津高等学校の皆さんに、それぞれ自身が行った研究の成果を発表いただきました。
  
  　
   
• 実験室の見学
  　研究所にある揮発性有機化合物（VOC）を分析する装置や、金属元素の分析に使用する装置を実際に見てもらいました。
  
  　
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• グループワーク
  　大気にトルエン、またはジクロロメタンを添加し、人工太陽光を照射して光化学オキシダントを生成する実験を行いました。参加者の皆さんにはトルエンとジクロロメタンのどちらを添加した方が光化学オキシダントが多く生成するかをグループごとに予想してもらいました。最後に、試料中のオゾン（光化学オキシダントの主成分）の濃度をオゾン計で計測してもらい、予想に対する結果を確かめました。
  
  　

　参加者の皆さんからは、「普段は知れないようなことを知れて貴重なイベントでした。」「大気環境に関するイベントはあまり数がないように感じるので貴重な機会だと思いました。」「身近な話でとても関心が持てました。」などの感想をいただきました。
　今後も環境に興味を持ってもらえるよう、情報発信してまいります。

備考

 本公開講座は公益社団法人 大気環境学会の「大気環境未来60」募金の運用対象事業の一環として実施しました。

■お問い合わせはこちら

環境研究部　環境調査グループ

担当：西村・武田・平松

[TEL]072-979-7069

[FAX]072-956-9790