公開日 2025年06月12日
おおさか環農水研では大阪公立大学、大阪府立西浦支援学校との共催で農福連携シンポジウム「農業におけるアクセシビリティ/未来の担い手のための技術開発」を開催します。
3者は大阪府の主要な農作物であるぶどうを軸とした地域への貢献と、支援学校生徒の卒業後の豊かな生活を実現しようと農福連携についての共同研究を進めています。
障がいのある児童生徒にとって、農業はやりがいのある学びの場となることが多く、働く場としての期待も高い一方、高品質な農産物生産には複雑で高度な技術が求められます。農業キャリア教育において、彼らの「わかる」と「できる」を育て、技術習得を促すため、講演では農業におけるアクセシビリティにかかる研究や技術開発について、現状と将来に向けた取組を紹介します。パネルディスカッションでは、農福連携の視点から、めざすべき農業の将来像を議論します。
【概要】
1.日時
2025年7月9日(水曜日) 午後1時30分から5時まで
2.開催方法・場所
会場およびオンライン
【会場】
大阪公立大学文化交流センター
(大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階)
【アクセス】
JR 大阪駅から徒歩7分
地下鉄西梅田駅から徒歩5分
3.内容
【講演1】
- 「画像認識に基づく障がい児農業キャリア教育支援アプリの開発」内海ゆづ子(大阪公立大学 准教授)/三輪由佳(大阪府立環境農林水産総合研究所 主任研究員)
- 「障がいのある生徒の「わかる」と「できる」の実現に求められること/ブドウ栽培を通した取り組みから」小海輝勝 (大阪府立西浦支援学校 首席)
【講演2】
- 「未来の担い手のための農作業支援ソリューション」小西充洋 氏(ヤンマーホールディングス株式会社中央研究所 バイオイノベーションセンター 部長)
- 「高床式砂栽培を用いた農福連携の実現」小倉久弥 氏(東レ建設株式会社 トレファーム事業推進室 室長)
【パネルディスカッション】
「多用な農業の担い手に向けた技術開発の在り方について」
モデレータ 橫井修司(大阪公立大学 教授)/豊原憲子(大阪府立環境農林水産総合研究所 部長)
パネラー 内海ゆづ子、三輪由佳、小海輝勝、小西充洋氏、小倉久弥氏
4.対象・定員
対象 農業者、農業関連企業、府市町村職員、支援教育担当教員、社会福祉施設等職員、その他農福連携に関心のある方
定員 会場100名(申込先着順)、Web配信無制限
5.参加費
無料
6.申込方法
参加申込フォームで事前にお申込みください。会場参加は定員に達した場合申込みの受付を終了します。
二次元コードからもアクセス可能です。
7.申込締切
2025年7月7日(月曜日)
8.注意事項
- 障がいがある方等で、参加にあたり配慮を希望する方は、事前にご相談ください。
- 気象警報発表時等は開催を中止することがあります。その場合はお申込みいただいたメールアドレス宛にお知らせします。
※農福連携とは
障がい者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組です。農福連携に取組むことで、障がい者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。
添付資料
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企画部
担当:豊原
[TEL]072-979-7068
[FAX]072-956-9691