公開日 2014年03月10日
数枚の葉に群がって食害する幼虫。風下に毒毛が漂うので注意します。
窓に飛来した成虫。成虫にも毒があります。
ツバキやサザンカなどにつく毒のある毛虫です。この毒毛に触れると皮膚炎を起こします。
ふだんから注意深く観察し、できるだけ早いうちに駆除してください。
【被害の特徴】
年2回発生します。
老熟幼虫は体長25mm、体色は黄褐色で、2列の黒褐色の縦線があります。
幼虫は大きくなるまで一列に並んで葉を食害し、多発すると樹全体を丸坊主にします。
若齢幼虫は葉の表皮を残して食害するので、葉は斑状に黄白色となります。
幼虫は毒毛を持っており、触れるとかぶれるので注意してください。
かぶれた場合は、
- こすったり、かいたりしない。
- 水道水で洗い流す。
- 症状が軽い場合は、虫刺されの軟膏を塗る。
- 症状がひどい場合は、薬剤師または医師に相談してください。
【被害発生時期】

【防除対策】
早期発見、早期駆除が肝要です。
卵や若齢の幼虫は群れでかたまっているので、この時期に葉ごと切除します。その際、卵や幼虫に触れないようにします。
多発するときは幼虫発生初期の5月に殺虫剤を散布します。
駆除する際には、長袖長ズボンを着用するなど、できるだけ肌を露出しないような服装で行ってください。