公開日 2012年07月20日
当研究所は、平成24年7月6日(金)、寝屋川市立明和小学校において、同校4年生全員を対象に、寝屋川の自然環境についての出前授業ならびに学校内のビオトープへのミズアオイ移植を実施しました。
当研究所水生生物センターでは、地域の市民団体と寝屋川市内で自生する大阪府レッドリスト絶滅危惧種Ⅰ類のミズアオイを平成16年に発見し、センター内で保存するとともに地域の環境教育の教材として活用してきました。
今回は寝屋川市立明和小学校4年生を対象に「みんなで守ろう寝屋川の自然~絶滅危惧種ミズアオイを学校で育てよう~」という授業を研究員が行い、生物多様性を守ることの重要性や寝屋川市の自然環境、ミズアオイをはじめとする水辺の生きものについて紹介しました。
授業の後は児童がビオトープにミズアオイを移植しました。子供たちからは「地元の生きものを知ることができてうれしい」「ミズアオイや寝屋川の自然を大事にしたい」という声が聞かれました。
今後は本校児童と一緒にビオトープのミズアオイを育てていくとともに、地域の生物多様性や歴史に興味を持つための教材として活用しながら保存を行って参ります。
子どもたちとの授業の様子
子どもたちによるビオトープでのミズアオイ植え付け
移植したミズアオイの様子
関連リンク
■お問合わせ
水産研究部 内水面グループ
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229