公開日 2013年11月05日
大阪府立環境農林水産総合研究所はパナソニック株式会社エコソリューションズ社(以下「パナソニックES社」)と大阪府、公立大学法人大阪府立大学(以下「大阪府立大学」)の4者で「おおさか生物多様性パートナー協定」を締結します。
本協定は大阪府が全国に先駆けて創設する「おおさか生物多様性パートナー協定制度」の第1号となり、当研究所は希少種の保護管理について参画します。
パナソニックES社は平成24年6月から、当研究所が保存しているカワバタモロコとミズアオイを同社門真構内のビオトープ池に導入し、保護するなど大阪の生物多様性保全に率先して取り組んでいます。さらなる活動の促進とその重要性について府民に普及啓発を行うため協定を締結し、下記のとおり、宣言書調印式及び「地元北河内在来のメダカの放流」を実施します。
なお調印式はパナソニックES社構内で行うため、一般の方の入場はできません。
調印式の概要
<と き> 平成25年11月8日(金曜日) 13時30分から14時45分
<ところ> パナソニックES社(門真市門真1048番地)
<内 容>
○宣言書調印
・パナソニックES社 木村 規久男 常務
・大阪府 小河 保之 副知事
・大阪府立大学 石井 実 副学長
・大阪立環境農林水産総合研究所 大河内 基夫 理事長
○出席者による地元メダカの放流 など
(注1)調印式は、パナソニックES社構内で行いますので、一般の方は入場できません。
(注2)雨天の場合、ビオトープでのイベントは中止することがあります
(注3)報道関係者の方の 調印式の取材は事前に社名及び記者名の登録が必要ですので、水生生物センター山本まで事前にお申込みください。
「おおさか生物多様性パートナー協定」締結の意義と各機関の役割
1 意義
これまで、希少な動植物の保護・管理は、限られた専門機関で行うことがほとんどでしたが、企業敷地内のビオトープを活用することで絶滅の危険分散が図ることができます。また活動に参画する社員の意識向上やビオトープを用いた環境学習による地域貢献などの波及効果が期待できます。
2 役割
○パナソニックES社
自社敷地内(門真構内)に整備したビオトープを中心とした希少種等の保護管理活動及びビオトープを活用した地域貢献活動
○大阪府
活動内容の認証及びホームページにおける活動紹介
○大阪府立大学
生態系に関する専門的な調査などの技術的支援
○大阪府立環境農林水産総合研究所
ビオトープの維持管理や希少種等の保護管理に対する助言・指導
添付資料
■お問い合わせはこちら
水生生物センター(水産研究部内水面グループ)
担当:山本
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229