公開日 2014年02月04日
大阪府立環境農林水産総合研究所(以下「環農水研」)はパナホーム株式会社(以下「パナホーム」)と大阪府、豊中市、大阪府立大学(以下「府立大学」)の5者で「おおさか生物多様性パートナー協定」を締結します。
本協定は今年度に大阪府が全国に先駆けて創設したもので、今回初めて地元自治体である豊中市が参画します。
当研究所はパナホームが実施する希少種の保護管理について支援をします。
パナホームと当研究所は平成25年4月、北摂地域の在来のミナミメダカをパナホーム本社にある“つながりの広場”ビオトープに導入し保護を行ってきました。パナホームによるビオトープを活用した地域の小学校への環境学習の実施など、地域に根差したさらなる活動の促進と生物多様性保全の重要性について府民に普及啓発を行うため協定を締結し、下記のとおり、宣言書調印式を実施します。
※日本のメダカはミナミメダカとキタノメダカの2種に分類され、大阪府に分布するのはミナミメダカとなります。
宣言書調印式の内容
- と き 平成26年2月12日(水曜日) 14時00分から15時00分
- ところ パナホーム本社(豊中市新千里西町1-1-4)
- 内 容
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ビオトープの概要説明
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宣言書調印
パナホーム 上席理事 中村 裕
府立大学 副学長 石井 実
環農水研 理事長 大河内 基夫
豊中市 副市長 田中 逸郎
大阪府 副知事 小河 保之
(注)調印式は一般の方の入場はできません。
協定締結に伴うイベント
今回の調印式では公開イベントは行いません。
本年6月、ビオトープに近隣の小学校などを招き、希少種(淡水魚)の放流などを行うイベントを予定しています。
「おおさか生物多様性パートナー協定」締結の意義と各機関の役割
1. 意義
希少な動植物の保護管理について、企業敷地内の池(ビオトープ)を活用することで絶滅の危険分散が図られることに加え、活動に参画する社員の意識向上や、ビオトープをフィールドとした環境学習を通じた地域貢献などの波及効果が期待できます。
2. 協定者と主な役割
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パナホーム 自社敷地内(豊中市)に整備したビオトープでの希少種等の保護管理活動、及びビオトープを活用した環境学習などの地域貢献活動
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府立大学 生態系に関する専門的な調査などの技術的支援
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環農水研 ビオトープの維持管理や希少種等の保護管理活動に対する助言・指導
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豊中市 地域貢献活動への支援、及び広報誌などによる市民への紹介
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大阪府 活動内容の認証及びホームページ等による活動紹介
添付資料
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パナホーム生物多様性パートナー協定プレスリリース(2014年2月4日)(109KBytes)
■お問い合わせはこちら
水生生物センター(水産研究部内水面グループ)
担当:山本
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229