大阪府立環境農林水産総合研究所

[環境][報道]今年もイタセンパラの稚魚を確認しました~野生復帰が着実に前進~

公開日 2014年07月28日

 平成25年10月に城北ワンド(大阪市旭区)で500尾のイタセンパラ(国指定の天然記念物、国内希少野生動植物種)の親魚を放流しました。今回、それらから生まれた第二世代の稚魚を750尾確認しました。

 城北ワンドは大阪市旭区の淀川河川敷に位置し、かつてたくさんのイタセンパラが生息していた場所です。現在、市民団体などが「淀川にイタセンパラを!」を合言葉に、ブラックバスなど外来魚の駆除や河川清掃、魚類調査等を行っています。

 当研究所と国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所では、イタセンパラの野生復帰事業に共同で取り組んでいます。野生復帰は着実に前進しており、イタセンパラが定着する可能性が高まっています。

 当研究所では、府民とともに、イタセンパラの野生復帰を成功させ、府内の生物多様性保全活動が定着していくことを期待しています。

 

イタセンパラの稚魚

イタセンパラの稚魚

 

調査の様子

調査の様子

添付資料

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水生生物センター(水産研究部 内水面グループ)

担当:上原 一彦

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