公開日 2014年11月21日
当研究所水生生物センターは平成26年11月3日(月・祝)に大阪市内を流れる大川の“大阪ふれあいの水辺”で地曳網による魚の調査を参加の親子と一緒に行いました。
この調査イベントは参加者と一緒に地曳網を使って、いつも見ている川の中に、どのような魚が生息しているかを調べることを通じ、水辺環境に興味を持ってもらうことで府民の皆さんと力を合わせて生き物が豊かな水辺づくりを進めていくために開催されています。当研究所の他にふれあいの水辺利用推進委員会、大阪府、おお川水辺クラブ、淀川管内河川レンジャーが主催し、大阪市が共催しました。
当日は天候にも恵まれ、午前の部と午後の部あわせて約180名の親子連れにご参加いただきました。
水辺に広げた30mの地曳網を力を合わせて引き上げ、とれた生きものを観察しました。網を引いている間にも魚が飛び跳ねる様子が観察でき、参加者から歓声があがっていました。網を陸にあげる瞬間は、何がとれているか、子供も大人も興味津々でした。
今回の調査で確認された魚は9種で、オイカワやコウライモロコなど川や池にすむ代表的な魚のほかに、ボラやスズキ、カライワシなど、海とのつながりを象徴する魚がとれました。
また、川の環境に関する学習会や水質検査なども行われ、参加者の方々には大川をより身近に感じていただけるようになったのではないでしょうか。
また、今回の調査イベントには5名の水生生物センターサポートスタッフのみなさまのご協力をいただきました。ありがとうございました。
網から魚を引き上げます。どんな魚が採れたかな?
採れた魚を解説します。
地曳網でとれた魚の一部
大きなスズキもとれました。海とのつながりを象徴する魚です。
関連リンク
大阪府ホームページ 「大阪ふれあいの水辺づくり」事業について(外部リンク)
水産研究部 内水面グループ(水生生物センター)
担当:近藤、山本
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229