公開日 2015年05月22日
第17回(2015年)日本水大賞(日本水大賞委員会主催)において、淀川のイタセンパラの野生復帰に向け活動をされている「淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク(会長:綾 史郎氏)」が環境大臣賞を受賞されることとなりました。
淀川のシンボル「イタセンパラ」の野生復帰を目指して、行政だけでなく、地域の市民団体や大学、企業などが広く連携し、外来魚の駆除や河川清掃、密漁防止につながる啓発活動を行い、平成25年秋には市民の手による放流が実現しました。
都市域における希少生物保全に向けた体制づくりのモデルとなるものとして、本活動が高く評価されたものです。
表彰は7月中に東京で行われる予定です。
日本水大賞に関しては下記のURLをご覧ください。
公益社団法人日本河川協会 日本水大賞のホームページ
http://www.japanriver.or.jp/taisyo/index.htm(外部リンク)
- イタセンパラの野生復帰プロジェクト
当研究所と淀川河川事務所は、平成21年度より共同でイタセンパラ野生復帰プロジェクトに取り組んでいます。平成25年10月には、淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワークの協力のもと、城北ワンド群(大阪市旭区)において、公開放流式を開催しました。
- 淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク
淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク(略称:イタセンネット)は、「イタセンパラを再び淀川に泳がせよう!」を合言葉に、地域の市民団体や企業、大学や行政など多様な主体が連携するネットワークで、城北ワンド群を中心に、外来魚駆除や河川清掃を行うとともに、地元での普及啓発活動などに取り組んでいます。
http://www.itasenpara.net/(外部リンク)
添付資料
イタセンネット日本水大賞(報道資料提供)PDF(525KBytes)
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水産研究部 内水面グループ(水生生物センター)
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