公開日 2016年03月17日
3月15日に、大阪府立環境農林水産総合研究所(以下「環農水研」)は、株式会社小松製作所大阪工場(以下「コマツ」)と枚方市、大阪府立大学(以下「府立大学」)、大阪府の5者で「おおさか生物多様性パートナー協定」を締結しました。
本協定は大阪府が、生物多様性保全に率先して取り組む企業に対して、大学・試験研究機関などと連携して支援を行うことにより、企業による生物多様性保全活動の取組みを促す制度として、全国に先駆けて平成25年度に創設したものです。
コマツとの締結は5件目となります。
協定の概要
意義
枚方市市街地に位置するコマツ大阪工場敷地内のビオトープ(コマツ里山)における生物多様性に配慮した管理を通じ、淀川と枚方市東部の里地里山を結ぶエコロジカルネットワークの構築とともに、市民を対象とした自然観察会のフィールドとして活用することにより生物多様性保全及び地域貢献が期待できます。
協定者と主な役割
- コマツ : 大阪工場「コマツ里山」を中心とした生物多様性保全活動やエコロジカルネットワークの創出および市等の主催による自然観察会の場としての提供などの地域貢献
- 府立大学 : 生態系に関する専門的な調査などの技術的支援
- 大阪府 : 活動内容の認証及びホームページ等による活動紹介
- 環農水研 : ビオトープへの助言、協力(生物保護の観点)
- 枚方市 : ビオトープを活用した市民対象の自然観察会の開催
コマツ里山について
コマツ里山は、生物多様性を保全するため、枚方の里山を復元した池と林からなるビオトープで、トンボのヤゴや水鳥など多くの生きものの生息場所となっており、専門家による定期的なモニタリング調査などを行われています(なお、通常時、一般の方の見学はできません)。
添付資料
関連リンク
おおさか生物多様性パートナー協定(大阪府HP 外部リンク)
KOMATSU: 環境・社会活動(CSR)(コマツHP 外部リンク)
■お問い合わせはこちら
水産研究部 内水面グループ(水生生物センター)
担当:山本
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229