公開日 2019年07月26日
開催しました
外来生物の侵入は、日本の生物多様性や、私たちの生活に欠かせない生物多様性の恵みを低下させる主要因の一つであり、その対策は世界的に大きな社会問題となっています。
外来生物の中でも、とくに日本の生態系や人の健康、農林水産業への影響が深刻なものは、外来生物法により特定外来生物に指定されています。
大阪ではこれまでも、特定外来生物であるオオクチバスやアライグマなどによって、淀川などに棲む魚たちや農作物への被害が大きな問題となってきました。さらに近年は、ヒアリによる人身被害や、クビアカツヤカミキリによるサクラの衰退など、新たな特定外来生物の侵入が相次いでおり、私たちの生活が次々に脅かされています。
今回の企画展では、生物多様性センターが実施する特定外来生物対策のための調査研究について紹介するほか、どのような特定外来生物が大阪に生息し、どのような影響を及ぼすのかについて、生きた個体の展示や、標本の展示を通してお伝えします。
夏休み中の子どもたちにも、外来生物について正しい知識を身につけてもらえるよう、クイズ企画も用意しています!
生体展示予定の特定外来生物の一例
(上段左よりオオクチバス、ウシガエル、アライグマ、下段左よりクビアカツヤカミキリ、チャネルキャットフィッシュ、ナガエツルノゲイトウ)
概要
企画展「脅かされる私たちの暮らし~迫りくる特定外来生物~」(入場無料)
〇展示期間
2019年7月30日(火)~9月27日(金)
〇展示場所
大阪府立環境農林水産総合研究所 生物多様性センター 本館内企画展示エリア
(寝屋川市木屋元町10-4)
〇展示内容
▼特定外来生物の生体展示
・オオクチバス ・コクチバス ・カダヤシ
・チャネルキャットフィッシュ ・ウシガエル
・クビアカツヤカミキリ など
▼特定外来生物のはく製・標本展示
・アライグマ ・ヌートリア ・タイワンリス
・オオカワヂシャ ・ナガエツルノゲイトウ など
▼生物多様性センターで取り組む調査研究紹介
▼クイズで学べる外来生物
・・・外来生物について楽しみながら学べるクイズを用意しています!
クイズに正解した人には、外来生物缶バッチをプレゼントします。
夏休みの自由研究にも!
添付資料
■お問い合わせはこちら
生物多様性センター (環境研究部 自然環境グループ)
担当:近藤・幸田・小田
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229