公開日 2021年07月13日
令和3年6月30日(水曜日)に今年度1回目の緑化技術研修会を開催しました。
「大阪のサクラが危ない!特定外来生物クビアカツヤカミキリの生態と防除」と題し、生物多様性センターの職員より、クビアカツヤカミキリの防除対策の基本となる判別方法、生態に関する最新の知見とともに、農薬などによる効果的な防除方法について講演を行いました。
今回は、新型コロナ感染症対策のため、はじめてオンラインで開催しましたが、北は北海道、南は沖縄県まで合計229名もの申込みがあり、当日は183名以上の視聴者にご覧いただきました。
オンライン開催の画面
主な質問としては、被害状況や防除の詳細な手法に加え、クビアカツヤカミキリの産卵数や遺伝情報などの生態に関して多数よせられ、盛況のうちに終了しました。
参加者からの以下のような感想をいただきました。
●タイムリーな時期の実施で大変参考になりました。
●大変わかりやすく、対策もすぐに実践できそうなものでした。ありがとうございました。
●講演内容や話し方等わかりやすく、話し方や速度も大変よかったです。
●大阪府内でも徐々に生息域が広がっていることに脅威を感じました。
●遠方でも貴重な講演を聞くことができますので、ウェビナー開催は大変助かります。
●神奈川県からの参加でした。オンライン研修のおかげで被害が増えている地域での状況が聞けて、大変参考になりました。ありがとうございました。
●東京から参加しました。今までは多摩地域での発生でしたが、23区内足立区でも発生が確認されたと聞いており、いよいよ広がってきたぞ、と危惧しています。オンラインでの開催であったため参加できたと思っています。本当にありがとうございました。
今回、研修会に参加できなかった方にもご視聴いただきたいことや、参加者から多数のご要望をいただいたことから、Youtube環農水研チャンネルにて令和3年8月10日(火曜日)まで見逃し配信することとなりました。クビアカツヤカミキリからサクラを守るため、ぜひご活用ください。
URL: https://www.youtube.com/channel/UCGwMlZCyCzWxeEa4xqhk7Jw
見逃し配信に合わせ、環農水研 生物多様性センター(寝屋川市)では、生物多様性センター企画展「大阪を生物多様性に取り組むトップランナーに!『おおさか生物多様性リンク』による多機関連携の取組み」を実施しています。クビアカツヤカミキリの生体展示も行っていますので、ぜひお越しください。
添付資料
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生物多様性センター (環境研究部 自然環境グループ)
担当:土井
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229