公開日 2021年07月09日
環農水研生物多様性センターは、絶滅が危惧される国指定天然記念物、国内希少野生動植物種の淡水魚イタセンパラ(※1)を1972年から当センター内の保存池で飼育するとともに、淀川への野生復帰に取り組んでいます。
この度、当センターで飼育しているイタセンパラの一部が、栃木県なかがわ水遊園20周年記念企画展において、7月20日から8月31日の間、展示されることになりました。
イタセンパラに馴染みのない関東の皆さまにも生きた姿を見ていただける貴重な機会を提供し、さらにはイタセンパラを脅かす要因(外来種の侵入など)や産学官民が連携した野生復帰に向けた努力などを併せて知っていただくことで、広く生物多様性を考えるきっかけになるものと期待しています。
二枚貝に産卵するイタセンパラ(左:メス、右:オス)
1.なかがわ水遊園での展示期間
令和3年7月20日(火曜日)から8月31日(火曜日)
2.生物多様性センターからの出発(報道関係者にのみ公開)
令和3年7月19日(月曜日)午前9時半から10時
当日は、職員が見守る中、なかがわ水遊園の担当者に連れられイタセンパラ6個体が出発します。
※なかがわ水遊園の20周年記念企画展に関するプレスリリースは、本日付で栃木県内の記者クラブへ提供されます。
栃木県なかがわ水遊園のWEBサイト(外部リンク) https://tnap.jp/
※イタセンパラは法令で許可なき飼育等は禁じられています。今回の栃木県への移動や展示は、文化庁ならびに環境省より許可を受けて実施しております。
3.生物多様性センターでのイタセンパラの常設展示
当センターには、まだたくさんのイタセンパラがいますので、開館時はいつでも水槽展示や保存池を見学することができます。
生物多様性センターの開館時間およびアクセスは、当センターのWEBサイトをご覧ください。
添付資料
生物多様性センター (環境研究部 自然環境グループ)
担当:山本・相子
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229