公開日 2022年06月03日
令和4年3月に大阪府生物多様性地域戦略*1(大阪府ホームページへリンク)(以下、地域戦略という。)が策定されました。
環農水研生物多様性センターは、地域戦略を踏まえ、生物多様性に関する調査研究や情報発信の取組を一層推進していきます。
そこでこの取組を知っていただくために標記企画展を開催します。
本企画展では、地域戦略の概要と目標実現に向けた今後の展開のほか、策定の背景にある生物多様性の4つの危機*2に焦点をあてた大阪ゆえの背景と課題、それらの危機に対する当センターの取組についてもご紹介します。
また、子どもたちにも身近に感じていただけるよう、関連する生物の標本や生体展示も行います。皆様のご来場をお待ちしております。
<展示予定の生物(標本含む)>
左から:ハッチョウトンボ、ギフチョウ、クビアカツヤカミキリ、ヤマツツジ
概要
企画展「生物多様性に取り組むトップランナー大阪を目指して 大阪府生物多様性地域戦略とセンターの取組」(入場無料)
展示期間
令和4年6月6日(月曜日)から令和4年11月4日(金曜日)
開館時間:平日 9時30分から17時00分
展示場所
大阪府立環境農林水産総合研究所 生物多様性センター 本館内企画展示エリア
(寝屋川市木屋元町10-4)
展示内容
- 大阪府生物多様性地域戦略概要
- 生物多様性の4つの危機
- 危機に対する生物多様性センターの取組と今後の展開
- パネル展示に関連した生物の標本・生体展
*1大阪府生物多様性地域戦略(令和4年3月大阪府策定)
令和3年3月に大阪府が策定した「2030大阪府環境総合計画」では、2030年の実現すべき姿である、『いのち輝くSDGs未来都市・大阪』をめざし、その実現に向けた環境施策の1つとして、『全てのいのちの共生』を掲げており、その具体的な施策を個別計画で推進するため、本戦略が策定された。
国の生物多様性基本法第13条の規定に基づいており、計画期間は2022年度から2030年度。
*2生物多様性の4つの危機
生物多様性国家戦略2010において定義された。その後の生物多様性国家戦略にも引き継がれ、日本の生物多様性は以下の4つの危機に直面しているとされる。
- 第1の危機:開発など人間活動による危機
- 第2の危機:自然に対する働きかけの縮小による危機
- 第3の危機:人間により持ち込まれたものによる危機
- 第4の危機:地球環境の変化による危機
添付資料
■お問い合わせはこちら
生物多様性センター (環境研究部 自然環境グループ)
担当:近藤・幸田・丸山
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229