大阪府立環境農林水産総合研究所

[環境][お知らせ]「日本水環境学会地域水環境行政研究委員会 優秀論文賞」を受賞しました!

公開日 2022年06月28日

 令和4年6月7日(火曜日)に、環境研究部の伊藤主査、矢吹主任研究員、小野主査が、埋立地浸出水におけるポリ塩化ナフタレンの定量及び廃水処理プロセスにおける除去に関する研究論文について、「日本水環境学会地域水環境行政研究委員会 優秀論文賞」を受賞しました!

 本研究における成果は、残留性有機汚染物質(POPs)であるポリ塩化ナフタレンを含む廃棄物に関する政策検討や必要に応じて策定されるマニュアル等に活用できる点を評価いただきました。今後は、最終処分場から排出されるポリ塩化ナフタレンの発生由来となる廃棄物の特定及び濃度減衰の予測を行っていきます。

受賞概要

【受賞者】

環境研究部 環境調査グループ

 主査    伊藤 耕二(いとう こうじ)
 主任研究員 矢吹 芳教(やぶき よしのり)
 主査    小野 純子(おの じゅんこ)

【受賞論文名】

Determination of Polychlorinated Naphthalenes in Landfill Leachates and its Removal in Wastewater Treatment Processes. Journal of Water and Environment Technology, 19(2), 85 95, 2021.

(埋立地浸出水におけるポリ塩化ナフタレンの定量及び廃水処理プロセスにおける除去に関する研究)

【業績概要】

世界でもほとんど分析例のない最終処分場浸出水中のポリ塩化ナフタレンについて分析法を確立し、日本国内各地の最終処分場の濃度範囲を明らかにした。また、浸出水の処理工程のうち、凝集プロセスと活性炭処理がポリ塩化ナフタレンの除去に効果的であることを明らかにした。

研究内容の詳細は環農水研までお問合せください。

■お問い合わせはこちら

環境研究部 環境調査グループ

[TEL]072-979-7064

[FAX]072-956-9691