公開日 2023年04月18日
大阪府域の森林には、水源涵養や大気等環境維持、山地防災、木材等生産、生物多様性保全などに加えてハイキングや散策などレクリエーション機能を有することが期待されています(大阪地域森林計画)。
また、令和元年12月に策定された大阪府森林整備指針においても、自然歩道沿いや眺望対策となる山林の景観対策が森林施業を実施する時の共通する配慮事項として挙げられています。
ところが、ハイカーなどからは
・ハイキングマップに「眺望良好」と書かれた場所まで歩いてきたものの、草木が繁茂して、何も見えない…
・展望台までたどり着き、わくわくしながら階段を登ってみると、前方の木の枝が邪魔で、景色がよく見えない…
・疲れを忘れる「壮大な景観」を期待していたのに…
といった声も聞かれます。
そこで本マニュアルでは、身近なハイキングコースの利用を通して、山や森林の「ファン」が増え、景観という地域の財産を地域ぐるみで守り育てるいくことを期待して、「景観」の視点から、その魅力アップの方策を提案してみました。
本マニュアルでは、「森林景観整備」のポイントや、航空レーザ―計測データ、ドローンを活用した先進的な計画手法を解説するとともに、「設計・施行編」では工事発注の際に参考となる「積算歩掛」や「仕様書」の例も掲載しております。
今後は、本マニュアルを活用して市町村等が主体で施工される森林整備を支援していきます。
※ 本マニュアルは、大阪府から受託した『森林整備手法調査等(4)業務』による成果の一部を使って作成したものであり、主に森林行政に携わる方々を対象として記述しています。
添付資料
- プレスリリース_景観を魅せる森づくりマニュアル(2023年4月18日)大阪環農水研[PDF:164KB]
- 大阪府 景観を魅せる森づくりマニュアル【P1-31】[PDF:4.29MB]
- 大阪府 景観を魅せる森づくりマニュアル 設計・施行編【P32-71】[PDF:2.53MB]
参考資料
◆これまでに作成したマニュアル
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