公開日 2024年05月10日
クビアカツヤカミキリはサクラやウメなどのバラ科樹木を食害し枯れさせてしまう特定外来生物で、大阪府内においてその脅威が拡大しています。
おおさか環農水研生物多様性センターでは、クビアカツヤカミキリの府内における発生状況の把握と、被害拡大防止の調査研究に取組んできました。
しかし、大阪府内の被害状況は年々拡大しており、2015年に大阪狭山市で初確認されて以来、2024年3月までで、22市町村に拡がっています。未確認の地域にも、いつ侵入してもおかしくない状況です。
本企画展では、最新の研究結果に基づいたクビアカツヤカミキリの防除や分布拡大予測をお伝えするとともに、クビアカツヤカミキリの生体やフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)の実物を使って被害木の見つけ方や防除方法をわかりやすくご紹介します。
被害拡大防止には、早期発見・早期防除が極めて重要で、そのためには府民の皆さん一人一人の協力が大きな力になります。実際に府内の発生地でも府民の方の発見が防除に結び付いた事例があります。
広くみなさまに関心を持っていただきたく企画しました。みなさまのお越しをお待ちしております。
クビアカツヤカミキリ(左)と2023年度末の被害地域の状況(右)
概要
企画展「今こそ知りたいクビアカツヤカミキリ研究の最前線」(入場無料)
展示期間
2024年5月13日(月曜日)から2024年8月9日(金曜日)まで
開館時間:平日 午前9時30分から午後5時まで
※休館日:土日祝
展示場所
大阪府立環境農林水産総合研究所 生物多様性センター 本館内企画展示エリア
(寝屋川市木屋元町10-4)
展示内容
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生態や分布状況のパネル展示
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発見方法や駆除方法についてのパネル展示
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生体、フラスおよび防除用資材の展示
その他
都合により、生体の展示を中断する場合がございます。
添付資料
■お問い合わせはこちら
生物多様性センター (環境研究部 自然環境グループ)
担当:丸山・土井・近藤
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229