公開日 2024年07月29日
令和6年7月2日(金曜日)に、中村調査役(論文掲載当時)、矢吹主幹研究員が、南海トラフ巨大地震にともなう化学物質漏洩リスクの推計に関する研究論文について、「日本環境化学会環境化学技術賞」を受賞しました!
本研究における成果は、全国の津波浸水想定エリア内の関係23都府県での化学物質の在庫量を推定することにより、発災時に対応すべき化学物質の漏洩リスクを予測できる点を評価いただきました。本成果は、行政担当者が発災後対応や訓練の一環として情報を抽出・使用することを想定し、国立環境研究所のホームページに掲載されており、国立環境研究所が中心となって地方自治体・地方環境研究所への普及を行っています。
環農水研では、今後、本成果が含まれる災害・事故時の環境リスク管理に関する情報基盤の普及・活用を行っていきます。
受賞概要
【受賞者】
環境研究部
調査役(論文掲載当時) 中村 智 (なかむら さとし) (環境研究部)
主幹研究 矢吹 芳教(やぶき よしのり) (環境研究部)
【業績概要】
南海トラフ巨大地震による津波浸水想定エリア内の関係23都府県の事業所におけるPRTR法対象の化学物質の在庫量を推計することに成功しました。この推計により、発災時に対応すべき化学物質の漏洩リスクについての情報を行政の危機管理部門に提供することができます。
研究内容の詳細は環農水研までお問合せください。
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