公開日 2024年11月05日
2024年10月19日(土曜日)に、大阪城の殿様と曲者(くせもの) 大捜索! 「秋の昆虫見つけ隊 2024」を開催しました。
お子様と保護者の皆さん、計13組35名にご参加いただきました。ありがとうございました!
曇天の中、今日はたくさんの昆虫が見つかるかな?
まずは趣旨や大阪城公園で見つかる昆虫(主にバッタ)の種類や見分け方について説明しました。
大阪城公園では、お城の殿様(トノサマバッタ)や侵入した曲者(外来種のアカハネオンブバッタなど)が生息しています。
それでは早速虫捕り開始!
早速バッタを捕獲。
教えてもらった見分け方を参考に、一匹ずつ見分けていきます。
分からない昆虫は職員と一緒に種類を調べます。どんな昆虫が捕れたかな?
オンブバッタの翅の色を見て在来種か外来種か見分けてみます。
左が在来種のオンブバッタ、右が外来種のアカハネオンブバッタです。
採集終盤では、網の使い方もマスター。
たくさんのバッタを見つけた人には、「バッタ採集名人」もしくは「バッタ採集プロ」の称号が授与されました!
採集のあとは、見つけた昆虫の解説を行いました。
合計16種類の昆虫が見つかりました。オンブバッタは在来種3個体、外来種は71個体(在来種の20倍以上)でした。
知らないうちに外来種のオンブバッタが侵入し、在来種と置き換わりつつある状況などをお伝えしました。
解説のあとは、大阪城公園を管理されている大和リース株式会社の菅野さんよりイベントの講評をいただきました。
強い雨が降り出したので、ここでイベントは終了となりました。
イベント後のアンケートでは、
- 子どもがバッタ好きで、毎日虫捕りをしているのにあまりどんな種類がいるか知らなかったので、今日たくさんの生物に実際にふれあえてとてもよかったです。
- 珍しいバッタがたくさんとれた。
- 大阪城にいろんなバッタがいておもしろかったです。
といった意見が寄せられ、参加者全員に「満足」の回答をいただきました。
イベントの実施にあたり、2名の大阪城公園生きものいっぱいプロジェクトの方々、5名の生物多様性センターサポートスタッフの方々にご協力いただきました。
また、「おおさか大阪生物多様性リンク」で当センターと連携している大和ハウス工業株式会社及び大和リース株式会社との共催、および大阪城公園の管理事業を行っている大阪城パークマネジメント株式会社の協力の元、実施しました。
ありがとうございました!
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