公開日 2025年05月02日
クビアカツヤカミキリの捕獲前に、その生態等について説明します。
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クビアカツヤカミキリとは? 学名:Aromia Bungii 分類:コウチュウ目 カミキリムシ科 体長:2~4cm(成虫) 特徴:
分布:中国、朝鮮半島など |
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クビアカツヤカミキリの被害を放置しているとサクラの木の中に幼虫が大発生します。 |
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数年で木の内部が食べつくされて、サクラが枯れてしまいます。 |
見つけたらどうしたらいいの? |
被害拡大を防ぐために殺虫剤の散布や、成虫の捕殺も効果があるので見つけたら実施するようにしてください。 また、成虫が発生する夏場には、木からの脱出防止のネット巻や薬剤散布の実施、発見情報がない地域で発見した場合は市町村に連絡してください。 |
注意点
- クビアカツヤカミキリは、サクラ・ウメ・モモなどのバラ科の樹木に寄生し、内部を食い荒らし枯れさせてしまうため今回の対象となっています。そのため、他の生き物はむやみに採取しないでください。
- クビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定されているため、生きている個体を移動すると、法律で罰せられます。そのため、必ず捕殺したものを持ち込むようにしてください。
- 捕獲実施時は、可能な限り早く捕殺してください。飼育などは禁止されています。
- 調査する場所は公共用地や河川周辺などです。個人が所有する敷地で、無断で捕獲をしてはいけません。
- 河川や山林など危険を伴う箇所での捕獲は控えてください。
- 捜索中は、交通事故などには十分注意してください。
- クビアカツヤカミキリ以外の危険な生き物(スズメバチ、マムシ等)がいたら近づかないでください。
- 木に巻いているネットは、クビアカツヤカミキリの拡散を防いでいます。成虫を捕殺するために、ネットを破くことはしないでください。
- 類似した虫にご注意ください。クビアカツヤカミキリ以外は、対象外になります。
■お問い合わせはこちら
生物多様性センター (環境研究部 自然環境グループ)
担当:石井 村上
[TEL]072-833-2770
[FAX]072-831-0229