公開日 2024年08月29日
環農水研では、調査研究成果をみなさまに発信するため、隔年で環農水研シンポジウムを開催しています。
2024年8月23日(金曜日)、環農水研シンポジウム2024「大阪ぶどうの魅力とは?」を開催しました。
大阪産業創造館で開催し、122名の皆さまにご参加いただきました。ありがとうございました。
環農水研報告「大阪ぶどう研究史 デラウェアから「虹の雫」まで」
環農水研でぶどう研究に携わってきた歴代の研究者が登壇し、大阪ぶどう栽培の歴史、大阪で最も栽培されているぶどう「デラウェア」、大阪オリジナルぶどう「虹の雫」の誕生秘話や特長、環農水研におけるぶどう研究の最前線について、お話ししました。
- 進行役を磯部グループリーダーがつとめました
- 環農水研元研究員 段 正幸 氏に「虹の雫」誕生の
- きっかけなどをお話しいただきました
- 環農水研元研究員 細見 彰洋 氏に「虹の雫」の
- 品種登録までの秘話などをお話しいただきました
- 虹の雫の特長などを三輪主任研究員がお話ししました
パネルディスカッション「大阪ぶどうの魅力をひきだすブランディング」
コーディネータとして大阪公立大学 小林教授、パネリストとして大阪府環境農林水産部 原田 行司 部長、大阪府果樹振興会 天野 映 会長、大阪南農業協同組合 営農部営農指導課 塚本 哲也 課長、阪神梅田本店フード営業統括部生鮮営業部 竹林 豊 ディビジョンマネージャーをお招きし、 三輪主任研究員も登壇して、「大阪ぶどうの魅力をひきだすブランディング」をテーマにディスカッションしていただきました。
大阪で最も栽培されているぶどう「デラウェア」、大阪オリジナルぶどう「虹の雫」について、大阪ぶどうを支えるパネリストのみなさまの取組や熱い思いをお話しいただきました。
- パネルディスカッションのようす(全体)
- 左:小林教授 右:原田部長
- 左:天野会長 右:塚本課長
- 左:竹林ディビジョンマネージャー 右:三輪主任研究員
「虹の雫」やデラウェア等大阪ぶどうの試食・展示
「虹の雫」の試食では、環農水研報告、パネルディスカッションでご説明した、「甘さ」「香り」に注目しながら食べていただきました。栽培方法が異なるものも食べていただき、アンケートにご協力いただきました。デラウェア等の大阪ぶどうもご試食いただきました。「おいしい」という声がたくさん聞こえました。
- 大阪ぶどうの試食コーナー
- 7品種の中から何が当たるかはお楽しみ
- 「虹の雫」の試食コーナー
- アンケートにご協力いただきました
- いろんな色の虹の雫をつめ合わせました
環農水研が行う調査研究のポスター・展示発表
今回のテーマ「ぶどう」以外にも、環農水研では、さまざまな環境・農林・水産各分野の調査研究を行っています。各分野の調査研究について、ポスター・展示発表を行いました。担当者がポスターの前に立って詳しくご説明しました。
- 大阪ぶどう22品種と「虹の雫」の展示
- 大阪ぶどうを使ったワインの展示
- 来場者の方からさまざまなご質問をいただきました
- 環境・農林・水産各分野の調査研究についてご説明しました
アンケートでは、回答者の方のほぼ全員に「大変満足」「満足」とお答えいただきました。
また、「とても興味深いシンポジウムだった」「環農水研報告はストーリー仕立てでとてもわかりやすかった」「パネルディスカッションもコーディネータの方の盛り上げ方が上手でいい盛り上がりだった」などのご感想もいただきました。
ご参加くださった皆さま、アンケートにご回答いただいた皆さま、ありがとうございました!
シンポジウムのようすはYouTube環農水研チャンネルでご視聴いただけます。
環農水研は、今後も大阪ぶどうをはじめ農林水産業の振興を図る調査研究を実施し、シンポジウムなどでみなさまにもその成果をお伝えしてまいります。
※大阪オリジナルぶどう「虹の雫」
環農水研が1973 年に育成した大阪初のオリジナルぶどうです。収穫時期や栽培方法により果皮色が変化するのが特徴です 。
育成からおよそ50年の時を経て、2023年8月から「虹の雫」の商標で発売を開始。芳醇な香りと、甘く濃厚な味わいを、お楽しみください。
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