公開日 2020年09月14日
地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(以下、環農水研)は、持続可能な食料生産を目指して、「昆虫工場」“都市域の強みを活かした植物工場の昆虫版”に着目して研究に取り組んできました。
環農水研では、食べ残しや調理くずなどの食品ロスでアメリカミズアブなどの昆虫を育て、大きくなった虫を魚や家畜の飼料に、虫の食べかすは堆肥にして循環利用するゼロ・エミッションを達成したことから、大規模プラント化、水畜産飼料化などの異分野との連携段階に入りました。
そこで、昆虫ビジネスの実現に向けて、大学などと共同で、産学官民の情報交換・マッチングの場として、『昆虫ビジネス研究開発プラットフォーム』を設立しました(農林水産省「知」の集積と活用の場産学官連携協議会に令和2年8月17日登録)。
『昆虫ビジネス研究開発プラットフォーム』では、地球規模での人口増加による食料不足や資源枯渇に対して、環境にやさしい方法で昆虫の飼料化技術を開発します。また、昆虫飼料を食べて育った魚や家畜を調べ、その安全性を評価します。さらには、人の食料としての昆虫利用方法の開発や食品としての安全性の評価、昆虫に期待される食品としての機能性も探求します。
研究者、企業のみなさま、昆虫で持続可能な未来を一緒に拓きませんか。
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