公開日 2023年02月28日
「昆虫ビジネス研究開発プラットフォーム(iBPF)」(事務局:環農水研)では、昆虫ビジネスの加速に向けて、産学官民の情報交換・マッチングの場の提供および昆虫の産業利用に関する各課題の解決をめざしています(農林水産省「知」の集積と活用の場 産学官連携協議会に令和2年8月17日登録)。
現在iBPFでは、昆虫生産者が遵守すべき管理手法を定めたガイドラインの策定に取り組んでいます。この第一弾として令和4年7月に「コオロギ生産ガイドライン」を公開したところですが、このたび、次世代を担う新たな動物性タンパク質原料として期待される昆虫である「アメリカミズアブ」を対象とした「ミズアブ生産における安全性確保のためのガイドライン(ミズアブ生産ガイドライン)」を策定・公開しました。iBPFでは今後も引き続き、他の昆虫でのガイドライン検討や各事業者によるマニュアル作成を進めることで健全な産業利用をバックアップしてまいります。
ガイドラインの概要
アメリカミズアブ生産において遵守すべき内容を、食品衛生・飼料安全に関する専門家、生産者等からの意見を基に、農林水産省が事務局を担う「フードテック官民協議会」における昆虫ビジネス研究開発ワーキングチームで検討し、iBPFが取りまとめました。
今回対象としたアメリカミズアブは、幅広い有機物を餌にして育つ昆虫で、幅広い有機物を餌にして高タンパク質に育つ昆虫であり、タンパク質含有量が高いことから、今後、水産飼料等の産業利用が期待されています。
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