公開日 2023年07月04日
- 参加無料! ※申込みは終了しました。
クビアカツヤカミキリはサクラやウメなどのバラ科樹木を食害し枯らしてしまう特定外来生物で、大阪府内においてその脅威が拡大しています。
そこで、クビアカツヤカミキリの成虫と、幼虫が樹木から排出するフラス(木くずと糞の混合物)が同時に確認できるこの時期に、花博記念公園鶴見緑地において、市民参加型のクビアカツヤカミキリ調査「それいけ!クビアカバスターズ」を開催します。鶴見緑地では、これまでクビアカツヤカミキリの確認記録はありませんが、近隣では分布が確認されており、いつ侵入してもおかしくない状況です。クビアカツヤカミキリの被害拡大防止には、早期発見、早期防除が極めて重要です。そのためには、市民の皆さん一人一人の協力が大きな力になります。
本調査ではクビアカツヤカミキリの生態や、被害を受けるバラ科樹木について知っていただき、実際に鶴見緑地内のサクラやウメなどに被害が及んでいないのかを調査して、バラ科樹木に集う昆虫とクビアカツヤカミキリとの識別方法、バラ科樹木が枯死してしまった場合の生物多様性への影響についても学びます。本取組は、「おおさか生物多様性リンク」で連携している大和リース株式会社大阪本店が代表企業をつとめる鶴見緑地スマイルパートナーズとの共催で実施し、もし被害が見つかった場合にも迅速に対応できる体制を整えて実施します。
ぜひご参加ください。
1.日時
2023年7月22日(土曜日)10時00分から12時00分(受付開始9時30分)
※少雨決行、荒天中止です。中止の場合は7月21日(金曜日)17時にまでに、ホームページおよびメールでご連絡いたします。
2.場所
花博記念公園 鶴見緑地(大阪市鶴見区緑地公園2−163)
政府苑跡 及びその周辺
3.内容
クビアカツヤカミキリを知ろう!
生態や見つけ方、食害を受けるバラ科樹木(主にサクラの見分け方)を学びます。
鶴見緑地のサクラを調査しよう!
鶴見緑地内に植栽されているサクラやウメなどのバラ科樹木を対象に、クビアカツヤカミキリの成体や、その他のバラ科樹木に集まる昆虫を、捕虫網を用いて採捕します。また、クビアカツヤカミキリの幼虫が排出するフラスの有無を確認し、怪しいフラスについてはデジタルカメラで撮影して記録する調査を実施します。
調査結果を確認しよう!
参加者全員の調査結果を、生物多様性センターの専門家がその場で取りまとめて解説します。クビアカツヤカミキリによる被害の有無や、影響を受ける昆虫たちを知っていただくとともに、参加記念としてクビアカツヤカミキリの標本等を贈呈します。