公開日 2024年03月05日
- 申込みは専用フォームから(〆切 現地参加:2024年3月20日(水曜日・祝日)、オンライン参加:当日)
環農水研生物多様性センターはおおさか生物多様性リンクを結んでいる毎日放送と共同で、魚類相の変遷や淀川をとりまく社会状況の変化に焦点をあて、未来の淀川の姿を考えるシンポジウムを開催します。
当センターでは、日本で有数の淡水魚類相を誇る淀川において、1970年代から魚類調査を行っています。これまでに得られたデータにより、在来種の減少や外来種の増加など、淀川に生息する魚類の変化が分かってきました。
本シンポジウムでは、琵琶湖淀川水系における魚類相の成り立ちや、近年の魚類の変遷・外来種問題について分かりやすく紹介するとともに、生物多様性の保全や自然再興に向けて今後必要な取組について広く議論します。
身近な自然である淀川の生物多様性とその未来について、一緒に考えてみませんか。みなさまのご参加をお待ちしています。
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淀川で絶滅の危機に瀕している在来種
イタセンパラ
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近年増加している外来種
チャネルキャットフィッシュ
日時
2024年3月28日(木曜日)午後1時30分から3時30分まで(開場1時00分)
開催方法・場所
会場とオンライン(Zoomウェビナーによる配信)の同時開催
会場:ちゃやまちプラザ(大阪市北区茶屋町17-1)
内容および登壇者
【基調講演】
「淀川の過去から学び、未来に生かそう!」
細谷和海(近畿大学 名誉教授)
演者略歴:専門分野は魚類学、保全生物学、水産生物学。
水産庁中央水産研究所魚類生態研究室室長、近畿大学大学院農学研究科教授などを歴任。現在は環境省レッドデータブック委員会魚類部門の座長。
書籍・学術論文を多数執筆。主な著書は『シーボルトが見た日本の水辺の原風景』(東海大学出版部)など。
【話題提供】
「1970年代から2020年代の調査からみた淡水魚の宝庫“淀川”の確認魚種とその変遷」
平松和也(環農水研生物多様性センター センター長)
【パネルディスカッション】
「淀川の“おさかな”をどうやって知ってもらう?みんなで守る生物多様性の未来!!!!!!」
細谷和海(近畿大学 名誉教授)
平松和也(環農水研生物多様性センター センター長)
尾嵜豪 (MBS お魚博士)
山本義彦(環農水研生物多様性センター 主任研究員)
司会・進行:藤林温子(MBS アナウンサー)