公開日 2024年10月16日
おおさか環農水研と滋賀県立琵琶湖博物館は、2024年10月8日(火曜日)に琵琶湖博物館にて連携協定締結式を開催しました。
両者は、これまで天然記念物イタセンパラの生息域外保全※や、ツチフキといった琵琶湖・淀川水系の淡水魚の調査研究について共同で取組んできました。連携協定は、これらの調査研究や、教育普及、情報発信等の連携をより一層強化し、生物多様性保全の推進及び社会貢献に寄与することを目的としています。
締結式では、琵琶湖博物館の亀田 佳代子 館長と環農水研の石井 実 理事長から、「琵琶湖淀川水系の希少淡水魚の保全を複数機関で行うことは、絶滅の危険分散につながる重要な取組」、「淡水魚はもちろんのこと、流域の幅広い分類群の生物や、琵琶湖博物館の得意とする文化を含め、琵琶湖淀川流域の生物多様性に関する研究の発展に期待」等のお話しがあり、その後協定書への署名が行われました。
左から環農水研の中嶋理事、石井理事長、琵琶湖博物館の亀田館長、杲(ひので)副館長、山川副館長
また、両者が飼育し保全活動等を進めている絶滅危惧種のイタセンパラとイチモンジタナゴを、生息域外保全の強化及び普及啓発への活用のために交換し、連携記念展示のイタセンパラ水槽の除幕や、保護増殖センターの視察を行いました。
- 希少淡水魚類の交換
- 保護増殖センターの視察
この締結を記念して、琵琶湖博物館と環農水研生物多様性センターでは、12月下旬まで特別展示を行っています。ぜひご来場ください。
- 琵琶湖博物館水族企画展示室の入口
- 琵琶湖博物館アトリウムに設置していただいた環農水研紹介パネル
- 生物多様性センターでの展示1
- 生物多様性センターでの展示2
おおさか環農水研と琵琶湖博物館の連携を記念した展示
おおさか環農水研生物多様性センター
期間 2024年10月9日(水曜日)から2024年12月26日(木曜日)まで
平日 午前9時30分から午後5時(12月は午後4時まで)
場所 おおさか環農水研生物多様性センター 展示室(大阪府寝屋川市木屋元町10-4)
料金 無料
琵琶湖博物館
期間 2024年10月8日(火曜日)から2024年12月24日(火曜日)まで
場所 琵琶湖博物館水族展示室内 水族企画展示室(滋賀県草津市下物町1091)
料金 常設展示料金で観覧可能