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トンボ
アオモンイトトンボ

生物多様性センターでもっとも個体数の多いトンボです。オスの腹部第8、9節が鮮やかな空色をしていることが名前の由来となっています。センター内には近縁種で非常によく似たアジアイトトンボも生息していますが、アジアイトトンボはアオモンイトトンボに比べてやや小さく(※1)、 オスの腹部の空色部分(※2)が9、10節であることで見分けることができます。
アオモンイトトンボのメスの体色には、 オスと同じ色をした同色型と褐色をした異色型の2つのタイプ(※3)があり(上記の写真は異色型メス)、未成熟の異色型のメス個体(※4)は鮮やかな朱色をしていてとてもきれいです。
トンボのオスは交尾に際して、精子をいったん腹部第2、3節の副性器 (※5)(写真下のメスが腹部の先をあてがっている場所)に貯めておいて交尾するため、交尾の時は写真のような形となります。
ちょうどハート形にみえるのが面白いですね。

(※1)やや小さく

(※2)オスの腹部の空色部分
(※3)2つのタイプ (※4)未成熟の個体

(※5)副性器
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