水辺の昆虫図鑑
トンボ
ウスバキトンボ

お盆の頃になると急に見かけることが多くなります。名前のとおり、黄褐色の体に薄く大き な翅をもっています。あまりはばたくことなく、広い翅で風をとらえてグライダーのように飛ぶことができ、 長時間・長距離の飛行が可能です。本種は寒さに弱く、日本では冬を越すことができないため、毎年南方から海を越えて春に九州南端や四国南端にたどり着いた個体が、世代交代を繰り返しな がら北上して分布を広げていくと考えられています。しかし冬になるとまた死に絶えてしまいます (ヤゴ(※1)は水温4℃以下で死滅するといわれています)。 成熟するとオスの腹部が赤くなりますが、いわゆるアカトンボ(アカネ属)ではありません。

(※1)ヤゴ
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