水草図鑑(在来種)
ハ行
ヒメコウホネ
Nuphar subintegerrimum Makino
スイレン科コウホネ属
本州、九州、四国の湖沼、池、川の浅いところに群生する浮葉性の多年草。葉は濃緑色で艶があり、円心形で長さ5~20cm。姫川骨とも書かれる。花期は5~10月。濃緑色、3~5cmの花を付ける。がく片5、その内側にまいた多数の花弁がある。コウホネより小型。日本の固有種であるので大切にしたい。産地での減少が目立ち、環境省レッドリスト2020において「絶滅危惧Ⅱ類」に指定される。