大阪府立環境農林水産総合研究所

図鑑

水草図鑑(在来種)

マ行

ミソハギ
Lythrum anceps
ミソハギ科

ミソハギ

ちょうど旧暦のお盆の頃に咲き、仏前に供えられるのでボンバナ(盆花)とも言う。 祭事にこの花を飾り、汚れを払う為の禊(みそぎ)に使ったとされ、 祭事や盆飾りの供物を清める意から禊萩(ミソギハギ)となり、それが転じてミソハギになったとする説が有力。 また、田の畦、小川、水路の傍などの湿地に自生する事から溝萩(ミゾハギ)が転じてミソハギになったとする説もある。 ミソハギは漢方の生薬で下痢止め等の薬になり、止血作用もあるとされる。和え物、炒め物、佃煮等の食用にもなる。 本州、四国、九州の日当たりの良い野山の水辺、湿地に自生する多年草。