大阪府立環境農林水産総合研究所

図鑑

水草図鑑(外来種)

植物

ナガエツルノゲイトウ

ナガエツルノゲイトウ

本種はヒユ科に属する南米原産の多年草。河川や水湿地に群生する。 茎は中空で横に這うか斜上し、よく分岐して節から根を下ろす。葉は楕円形で縁には細かい 鋸歯があり、無柄で対生する。
夏から秋にかけて葉腋に細かい柄を出し、先端に直径1.5cmほどの球形の白い花穂を着ける。両性花。茎の切片による栄養繁殖が極めて盛んで、生長が速い。 1989年に兵庫県で定着が確認され、その後急激に分布を広げた。府内では淀川で2000 年頃に生育が確認された。 長期間の乾燥に耐え、耐塩性も強い。外来生物法で特定外来生物に指定され、栽培や移植、販売、譲渡、運搬など は全て禁止されている。