大阪府立環境農林水産総合研究所

図鑑

大阪湾のさかな図鑑

大阪湾のさかな

マアナゴ
Conger myriaster
ウナギ目アナゴ科

マアナゴ

 あなご籠(かご)板びき網

マアナゴは、大阪湾の沿岸部の砂泥質の海底に生息しています。夜行性で魚やエビを好んで食べ、昼間は穴や砂中にひそんでいます。

春から夏に南西諸島付近で産卵するといわれ、卵からかえった幼魚はレプトセファルスと呼ばれ、柳の葉を思わせるような形をしています。 潮流に乗って大阪湾に入った後、変態してアナゴの形となって海底に住むようになります。1年後に30cmに成長し、あなご籠や板びき網 により漁獲されます。

大阪湾で漁獲されるアナゴはマアナゴとゴテンアナゴですが、味はマアナゴのほうが美味で、寿司やかば焼きにして食されます。

 (イラストは大阪府提供)