大阪湾のさかな図鑑
大阪湾のさかな
サワラ
Scomberomorus niphonius
スズキ目サバ科
大阪湾で漁獲される最も大きな魚のひとつで、大きなものでは1mを超えるものもあります。サワラは内外交流種といって、 内海と外海を行き来する魚種で、4~6月には産卵のため、太平洋から紀伊水道、大阪湾を通って播磨灘に、9~12月には 越冬のために、播磨灘から大阪湾、紀伊水道を通って太平洋へ移動します。このため、サワラの通り道である大阪湾での漁期 は春と秋の2回あります。サワラは大阪湾では主に流し網で漁獲されます。
サワラは刺身、みそ漬け、塩焼き等にして食され、上品な味の魚です。当場では瀬戸内海の資源回復計画の一環として、平成15年 度からサワラの種苗生産・放流事業を行っています。
(イラストは大阪府提供)