大阪湾のさかな図鑑
大阪湾のさかな
マイワシ
Sardinops melanostictus
ニシン目ニシン科
魚体の側面に「七つ星」と呼ばれる黒点が並んでいるのが特徴です。資源変動の大きな魚で、日本全体の漁獲量は、 1965年の約1万トンから1988年の約450万トンまで、実に400倍以上も変動します。近年、漁獲量の減少が著しい魚種 のひとつです。
大阪湾で漁獲されるマイワシは、四国や九州の沿岸域で生まれたもので、魚体の大きさにより、大羽(おおば:20cm以上)、 中羽(ちゅうば:10~20cm)、平子(ひらご:3~10cm)、シラス(3cm以下)と呼ばれています。大羽、中羽のマイワシは 主に巾着網により、シラスは船びき網により漁獲されます。
シラスはチリメンジャコとして、中羽以上は煮付け、塩焼き、天ぷら等にして食されます。
(イラストは大阪府提供)