大阪府の外来生物
両生・爬虫類(カエル・カメの仲間)
ミシシッピアカミミガメ
<外来種>
本種はヌマガメ科に属し、原産地はアメリカ合衆国南部からメキシコ。本邦への移入は 1950年代の後半ごろからとされている。
頭部側面に橙赤色の斑紋があり、これを耳に見たてて和名がつけられた。雑食性で魚類、両生類、甲殻類、貝類、水草などを食べる。 ペットショップなどでは小型の個体を“ミドリガメ”(※1)として販売しているが、成長につれて色彩はくすみ、褐色と緑黒色主体の体色となる。日本のカメよりも繁殖力が高く、性質は荒い。外来生物法の条件付特定外来生物に指定され、販売・頒布を目的とした飼養等、及び販売・頒布・購入、輸入、野外への放出等は禁じられている。なお、本種以外にも府内ではペットが投棄されたと考えられる外来性のカメ(ワニガメ(※2)、カブトニオイガメ(※3)、ハナガメ(※4))が確認されており、ペットの厳正な管理が求められている。
(※1)ミドリガメ
(※2)ワニガメ
(※3)カブトニオイガメ
(※4)ハナガメ