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大阪府の外来生物

両生・爬虫類（カエル・カメの仲間）

カミツキガメ

＜外来種＞
本種はカミツキガメ科に属する南北アメリカを原産とするカメである。生息地によって、4つの亜種に分かれる。肉食で、嘴（くちばし）が鋭く、よく噛みつくことが名前の由来となっている。本邦には1960年代からペットとして輸入されており、1990年代の中ごろから遺棄・逸脱と推定される個体が野外でみつかるようになった。府内での繁殖定着は確認されていないが、淀川で放逐個体と思われる成体が発見されたことがある。現在では、千葉県印旛沼の周辺や東京都内の池で繁殖が確認され定着している。長寿で繁殖能力が高く、人間に対する危険性が高いため、外来生物法では特定外来生物に指定されており、無許可の飼育・販売・譲渡・放流・移動などは全て禁じられている。