大阪府の外来生物
貝
サカマキガイ

<外来種>
本種はサカマキガイ科に属する巻貝。原産地はヨーロッパもしくは北米とされる。本邦には明治 から戦前までに侵入したとされる。
〝逆巻貝”の名前のとおり、多くの巻貝類とは逆の左巻きである。外見はモノアラガイ類にやや似ているが、 殻の巻く方向(※1)が逆であることや、触角(※2)が細長い鞭状であることな どから区別できる。水質汚濁に強く、水草などに付いて世界各地に移入している。 雌雄同体で他個体との交接もするが、しばしば自家受精をする。透明なゼラチン質の卵嚢を水中 の物体に付着させる。主に付着藻類などを食べるが、腐植物や動物の死体、デトリタスなどもよく食べる。 水面に逆さにぶら下がって移動することもある。

(※1)殻の巻く方向

(※2)触角
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