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キチヌ Acanthopagrus latus はタイ科クロダイ属に属し、国内では千葉県・新潟県以南の西日本に広く分布する。内湾 ・沿岸や汽水域に生息し、河川下流域にもしばしば侵入する。府内の河川では淀川での記録が多い。形態は近縁 種のクロダイに似るが、背ビレを除く各ヒレが黄色であることで区別できる。キチヌの名前もそれに由来する。 甲殻類・ゴカイ類・貝類など動物質を好む雑食性。 産卵期は秋で、外洋に面した内湾の磯場で産卵する。本種を含むヘダイ亜科の魚は性転換を行うことが知られて おり、本種は体長16-24cmごろは雄として産卵に参加し、27cm以上では雌となるものが多い。
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