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ギギ Tachysurus nudiceps はギギ科に属し、中部地方以西の本州、四国に分布する。国外では朝鮮半島西岸、中国、ベトナム北部に生息する。 湖沼や河川の中流部で生活し普通昼間は岩陰や石の下に潜み、夜間や濁り水があるときに出てきて水中昆虫、エビ、小魚など を捕食するが、空腹のときは昼間でも簡単に釣り餌に食いついてくる。産卵期は5~8月で、直径1.5~2.0㎜の球形の卵 を石の下や石垣などに産みつける。仔魚はふ化後約1週間で全長8.0㎜になり卵黄を吸収し摂餌を開始する。半年で4~6cm、 3年で25~30cmに達し、成魚となる。驚いたときなどは、胸ビレ棘と基底部の骨をすり合わせてギーギーと音を出し、背 びれの棘も立てる。水質の変化などに敏感で体調を崩しやすく、弱ると体色が黄色に変化する。大阪府レッドリスト2014「準絶滅危惧」。
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