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ア行
アベハゼ

アベハゼ Mugilogobius abei はハゼ科ハゼ亜科に属し、国内では宮城県・福井県以南の本州・四国・九州・種子島に分布する。 河口の汚濁の進んだ泥底部に多く、他のハゼ類が生息できないような環境にもすむ。府内では淀川水系、大和川水系、 泉州のいくつかの河川での生息記録がある。雑食性で産卵期は春-夏。
アベハゼ類は硬骨魚類としては特殊な排泄機能をもち、体内のアンモニアを尿素に変えて排出することができる。 サメ・エイの仲間やハイギョを除く多くの魚類では、アミノ酸の分解物で毒性の強いアンモニアはそのまま体外へ 排泄するが、アベハゼ類では環境中のアンモニア濃度が高くなるとそれまでアンモニアを排泄していたのを毒性の低い 尿素に変えて排泄するようになることが知られている。
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