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イチモンジタナゴ

イチモンジタナゴ Acheilognathus cyanostigma はコイ科タナゴ亜科に属し、木曽川・長良川・揖斐川・琵琶湖淀川・大和川水系、紀ノ川水系、三方湖群・ 由良川水系の湖沼などに生息する。1年で3~5cm、3年で6~7cmに成長し、4月~8月にマルドブガイ、 カラスガイ(殻長4.5~6cm)の鰓に産着させる。受精後2日でふ化し、全長8mmに成長すると水中へ泳ぎだす。 泳ぎだした仔魚は岸近くの浅場に集まり、ヤリタナゴ・タビラなどの仔魚と群れを作り小型の浮遊プランクトン を食べ成長する。成魚は水草や藻の多いところに好んですみ、付着藻類を食べる。産卵期には雄の吻・眼のまわり などに追星を生じる。府内唯一の生息地である淀川ではほとんどその姿を見ることができない状態になっている。 環境省レッドリスト2020では「絶滅危惧ⅠA類」、大阪府レッドリスト2014では「絶滅危惧Ⅰ類」に指定される。
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